peach

20061001 up




任務が珍しく早く終わって、帰り道に美味そうな桃を買ってきた。
ヤマトと一緒に食べようと思って。
久しぶりに子供の時のように手掴みで桃を頬張りたかったんだ。
それにヤマトは今日休みのはず。

ウチに帰ったらやっぱりヤマトはいて夕食を作ってた。
オレの可愛い後輩(恋人なんだけど)は良い嫁になるよ。
「美味そうな桃があったから買ってきたよ」
「カカシ先輩、早かったですね。ちょうど食事が出来ますよ。桃は食後にしましょう。」
ヤマトが作った美味い飯を食べてその日あった事を話し合う。
ヤマトは今日ずっと掃除をしてたらしい。やっぱり良い嫁になるよ、お前は。
「そろそろ桃食べますか。切ってきますよ。」
ヤマトが立ち上がったからオレは慌てて言った。
「あ、待ってヤマト。切らないで軽く洗って持ってきて」
ヤマトは皿に洗った桃を乗せて持ってきてくれた。
「ありがと」
「先輩、イタダキマス」
「オレ桃好きなんだよね。よく子供ん時はそのまま剥いて手ェべたべたにして食べたよな」
「ボクも桃好きです」



オレとヤマトは手にそっと力を入れて桃の皮を優しく剥いた。
みずみずしい桃の実が顔を出した。今にも果汁が滴り落ちそうだ。
……ん? なんか昨日の夜の事思い出しちゃったぞ。
なんで桃見て行為中のヤマトの事思い出しちゃったんだ?
オレは少し罪悪感を感じながら、ヤマトをチラリと見た。
慎重に皮を剥いて出てきた果実から
ジュルジュル果汁が溢れるのを気にしながら
ヤマトは桃に口をつけていた。
「桃、すごく甘いですね」
熟して柔らかい果実はヤマトの歯をズブズブと受け入れている。
果汁が溢れヤマトは手についた果汁をなめた。

ヤバイ…ヤマトがエロいな。

ヤマトも桃みたいに甘そうだな。

桃みたいにヤマトも溢れるだろうか。

「ヤマト」
俺はそう呼んで確かめずにはいられなくてヤマトに口付けた。
ヤマトは驚いて目を見開いてたけど、やっぱりヤマトも甘い。
「桃甘いけど、ヤマトも甘い。」
ヤマトは顔を赤くして「…はい。桃、甘いデス」と言った。
「ヤマトの下の口にも食べさせてあげたいね、桃」なんて冗談で言ったら、
顔を真っ赤にしたヤマトに「ッ…! なに言ってるんですか!」と怒られてしまった。
ヤマトの手を取って指を味わうようになめて「指も甘いよ、ヤマトは」と言った。
「…先輩だって甘いはずです」
「じゃあなめてみる?」
オレはヤマトに桃でべたべたになった指を差し出した。
後に引けなくなったらしく、ヤマトはおずおずと恥ずかしそうにオレの指をなめた。
爪先をそろそろとなめられたオレはヤマトの口内に指を突っ込んだ。
「んっ…」ヤマトは口の自由がきかなくなって、唾液を垂らす。
桃の果汁だかヤマトの唾液だかわからなくなった。
充分にヤマトの口内を楽しんだオレは指を抜いて「オレも甘かった?」と聞いた。
ヤマトは目で何かを訴えてたみたいだけど、涙目じゃ伝わるもんも伝わらないぞ。
オレは「ヤマト、セックスしよ」と言ってヤマトを押し倒した。




その夜のヤマトはいつもより甘かった。
桃を買ってきて良かったな。







→フルーツを食べる描写をエロくできないかという挑戦は崩れ去りました。
昔、果物を食べる描写がエロいお話を読んだのでした。すいません…。