夏祭り。
「ヤマト隊長も一緒に行くってばよ!!」

20060825 up




「ヤマト隊長も一緒に行くってばよ!!」
修行後、ナルトにそう言われ、
まさか自分が誘われるとも思っていなかったヤマトは驚き、
目をパチクリさせてしまった。
「オレも誘われたからヤマトも行こうよ」とカカシ。
なんでも週末に花火大会があるらしい。
「これからサクラちゃんと浴衣買いに行くんだってばよ。」
へへ、と笑いながらナルトは自慢気に言う。
結局ナルト、カカシ、ヤマトの浴衣はサクラセレクトになった。


当日。 (ヤマトはカカシを、カカシはヤマトを着付けてやった。)

地元の花火大会だけに、色々な知り合い、久しぶりの友人に出会う。
ナルト、サクラ、サイ、カカシ、ヤマトは一緒に行動していたが、
顔見知りに会う度に誰かしら話し込む。
「久しぶり」から始まって「身長伸びたね」「痩せた?」なんて。
サイとヤマトの紹介なんかもあった。

絶えずチョウジはやきそば、お好み焼き(もちろん広島風もカバー)、
フランクフルト等の屋台に出現し、ともにアスマ、いの、シカマルにも遭遇した。
かと思えばスーパーボールすくいにキバ、シノ。
面売場で面を選んでいるのはネジとヒナタだ。
自来也と綱手は射的なんかしている。

ナルトとサクラ、サイは自分の小遣いを持って来ていたが、
カカシとヤマトから小遣いをもらい十分楽しんだ。
あんずあめ、いか焼き、型抜き、ヨーヨーつり、
チョコバナナ、金魚すくい、わたあめ、わなげ、ハッカパイプ…
端から出店を覗き目につくものは全て試した。
くだらないことで笑い合った。
そんなナルトたちを見てカカシとヤマトも微笑んだ。

「ここから見る花火はすっげーんだってばよ!」
ナルトが言い終わるか終わらないかの時に、グッドタイミング。
花火が始まった。

あまりに大きく美しい花火に一同は目を見張った。見とれる。

「キレイ…」サクラが言い、
「ナルトくん、この場所よくみつけたね」
サイが笑顔で感心した。

「この場所は昔、サスケと見つけたんだってばよ」
瞬間、ナルトは複雑な表情をした。淋しさと怒り、切なさと憎しみを含んだ表情を。
それはその日に初めて見せる表情ではなかった。
例えば屋台をまわりはしゃぐ間にも、花火に照らされるさなかにも。
そして、そのことにサクラもカカシもサイやヤマトでさえ、
共に行動していないヒナタやシカマル、自来也でさえ気付いていた。





花火が終わり、それぞれの帰り道。
ナルトはひとりの帰り道。
「サスケも一緒に花火見たかったってばよ…」と呟いた。





→夏は昼間テンションが上がるのに、夜は切ないと思います。

ちなみに浴衣を想像して楽しかったです。
ナルト    →淡紺子供っぽいやつ(キバ、リー、チョウジもこんな感じ)
サクラちゃん→もちろん桜色
サイ     →濃紺(シノとかも)
シカちゃん →グレーストライプ柄みたいの(ネジもかな)
アスマ    →黄土色
カカシてんて→黒にちかい濃いグレー
ヤマトてんて→濃紺
イルカてんて→青
自来也様  →龍とかガマの柄もの赤とか金が入ってる
いの     →ギャルみたいなやつ(頭に花つき)